こしぞーのひとり情シス

Windows/仮想化の小規模環境を運用するリーマンの日々を綴っています。

Windows版vCenter Server終了予告(vCenter6.7で最終リリース)

vSphere 6.7がリリースされました

7.0だと思っていたら6.7でした(笑)
今までvSphere 5.0 → 5.1 → 5.5 → 6.0 → 6.5 と来ていたので意外なバージョン番号です

今回ESXI / vCenter / vSAN / vRops すべて6.7系として足並みをそろえて発表されています。今までバージョンが違って覚えるのに苦労していましたが簡単になりました

  • vSphere ESXi 6.7 / vCenter Server 6.7
  • vSAN 6.7
  • vRealize Operations Manager 6.7

vCenter Server Windows版の最終リリース

なかなか衝撃的なことが記載されています

vSphere 6.7 GA リリース ノート

vSphere 6.7 リリースは、vCenter Server for Windows の最後のリリースです。このリリースの後、vCenter Server for Windows は使用できなくなります。詳細については、「Farewell, vCenter Server for Windows」を参照してください。

個人的には以前からvCenter ServerはWindows版より仮想マシンアプライアンス版をおすすめさせていただいておりました

hitoriit.hatenablog.com

こちらのなかで以下の3点をメリットとして挙げておりましたが

  • Windowsライセンスが不要
  • Windows Updateが不要で運用中停止することがない
  • 将来こっちが主流になりそう

Windows版終了予告によって、本当にアプライアンス版は主流になってしまいました
これからvCenter新規構築する際はアプライアンス版をインストールしましょう。変にWindows版で導入しても次回アップデート時にWindowsローカルユーザが引き継げなかったり、vCenterのバックアップリストア運用が変わったりといいことありませんし

じつは昨年のVMworld時点で予告済み

でした
以下URLにその記載があります
Farewell, vCenter Server for Windows - VMware vSphere Blog

  • VCSA(仮想マシンアプライアンス版)運用のほうがよりシンプル
  • なるべく早く(as soon as possible)VCSAへ移行計画することを推奨する
  • (6.7リリース前の当時)次のリリースでWindwos版は最終

まぁ、急いでアップデートさせる必要もないですよね。
こしぞーもあと1-2年の仮想化環境を保有していますが、とりあえず塩漬けかなと思ってます。

大問題なのは物理サーバ版vCenter

同じWindows版vCenterでも仮想マシンで構築しているタイプ(たぶんバックアッププロキシとかを兼務しているケースが多いと思う)は全く問題なし。VCSA+Windowsバックアッププロキシになって余計なリソース+再構築必要になっちゃいますが、物理サーバで構築しているパターンは面倒です。

NutanixなどのHCIって結構外部vCenterつかってると思うんですが、移行とかどうするんでしょう 。

NutanixでVCSAを使って再セットアップやvCenter再構築とかできるんでしょうか?
少なくとも仮想マシン停止しないとできない様な気がします。

もう少し調べてまた情報アップデートしたいとおもいます。
今後の機器選定にも関わってきそうです。

以上