MSSQL可用性向上にミラーリング
MSSQLサーバ可用性向上に古来からMSSQLミラーリングを活用してきました
主に業務システムのDBではなく、業務アプリケーションの内部DBとして活用されることの多いMSSQLです
身の回りの環境でもアプリケーション仮想化(XenApp)やVDI(VMware Horizon / XenDesktkop / MS-VDI)に使っています
共有ディスク無しで冗長化を担保して可用性向上を狙えるので大変重宝しています
マイクロソフト的には現在 非推奨 となっていて 次のバージョンで使えない 事になっているミラーリング機能ですが
実際にはまだまだ現役で使えますという話です
MSSQLミラーリングは非推奨という話
SQL Server 2012以降では Always-ON可用性 に取って代わられ現在は非推奨となっています
加えて、2024/2016/2017いずれのバージョンでも非推奨機能の仲間入りをしていて、 その後のバージョンでは削除されます となっています
「SQL Server 2014 データベース エンジンの非推奨機能」から引用
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143729(v=sql.120).aspx
「SQL Server 2016 データベース エンジンの非推奨の機能」から引用
https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/database-engine/deprecated-database-engine-features-in-sql-server-2016?view=sql-server-2017
「SQL Server 2017 データベース エンジンの非推奨の機能」から引用
https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/database-engine/deprecated-database-engine-features-in-sql-server-2017?view=sql-server-2017
とっくに滅んだ機能かと思っていたんですがしぶとく生き残っています
SQL Server 2014時代に非推奨機能の仲間入りをした記事を確認してからはAlways-onの普及活動のごとくAlways-on可用性グループ使うべしと様々な人にアナウンスしてきたのですがまさかここまでミラーリング機能が延命されるとは思っていませんでした
ここまでくると最終的には10年後でも残っていそうです
正直2ノード限定Always-onをStandard Editionで組むくらいなら、ミラーリングの方が設計・設定・メンテすべての面で優れている気がします
何しろミラーリングは簡単に構築できますし
方向転換し積極的にミラーリングを活用することに
将来痛い目にあうリスクはありますが、ミラーリングを活用していく方針に方向転換し用途思っています
SQL Server 2019の状況がよくわかっていないですが、向こう5-6年は大丈夫なんじゃないかと思っています
SQL Server 2019リリース時にもう一度「ミラーリング機能有無」を確認したいと思います
以上