Windows Server 2019 で構築するDHCPサーバは従来のOS(Windows 2016/2012) と操作性は同じです
今回はDHCPサーバのIPアドレス予約設定について記載していきます
DHCP予約設定とは
DHCPサーバからIPアドレスを割り振られるDHCPクライアントは常に同じIPアドレスには原則としてなりません
DHCPサーバで設定するリース期間が経過すると(基本的には同じIPアドレスが再び与えられることが多いですが)、再度IPアドレスを改めてもらうのですが、違うIPアドレスが与えられる場合があります
特にOSをシャットダウンする時間が長かったりする(大型連休など)と、DHCPリース期間が経過して様々なデバイスのIPアドレスが変わってしまうことがあります
これだと困る場合があるので、常に同じIPアドレスをDHCPサーバから付与したくなることがあります
常に同じIPアドレスを割り当てるためにはMACアドレス情報が必要です
DHCP管理ツールから、「IPv4」→「スコープ」→「予約」を右クリックして「新しい予約」を選択
新しい予約に必要な情報を入力して「追加」をクリックします
- 予約名: なんでもOK(あとで確認しやすいもので)
- IPアドレス: 固定させたいIPアドレス
- MACアドレス: 「-」や「:」は不要
MACアドレスは「ipconfig /all」で確認 - 説明: 空欄でOK
すると予約アドレスが登録されます
基本はこれでOKです
「アドレスのリース」を確認すると予約したIPアドレスが既に登録されています
また対象PCが起動していないので「非アクティブ」の状態です
PCを起動させて、DHCPクライアントがIPアドレスを取得すると「アクティブ」状態に変更されます
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以上です