こしぞーのひとり情シス

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高齢者事故対策に免許返納ではなく自動運転車(自動ブレーキ車)ではダメなのか

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題名の通りですが

最近高齢者の自動車事故を取り上げるニュースが多い

です。

犠牲になっているのが幼い子供と母親だったり将来のある学生だったりする点が共通項でもありますが、自動車事故に起因する死亡事故の絶対量に対して、報道で取り上げられる高齢者自動車事故の割合がやはり多すぎるのではと感じてしまいます
昨日、今日も池袋の事故に関連した高齢者自動車事故のその後などを取り上げて、高齢者が自動車を運転すること自動車免許を保有することの是非が情報番組などで盛んに議論されていました

どうしても、違和感を覚えることが多いです

将来のある命が奪われる悲惨な事故を無くしたい気持ちは同じ

です。

少子高齢化で将来のある若者は重要とか、超高齢化を迎える社会とか、年齢関係なく命の重さは同じであろうとか、色々な考えはあるとは思います
私個人が若者と高齢者について議論するつもりはありませんが、どうしてもこの「将来のある命」という点が重視されていることにも共通項ですね

とはいえ「将来のある命が奪われる悲惨な事故を無くしたい」という気持ちだけは万人共通なのではないかと思います、おそらくニュースや情報番組で取り上げられることが多いのも、「将来のある命が奪われる悲惨な事故を無くしたい」点においてのみは全員が共感できるから何ではないかと思います

そのうえで、

免許返納が答えだとはとても思えない

のです。

高齢者と一括り(情報番組では80際以上を一括り)にしているのですが、80を超える高齢者にも

  • 気力、体力、判断力共に十分
  • 気力十分。体力、判断力共に不十分
  • 体(手足、目耳など)に不自由がある
  • 認知症の疑いまたは症状がある 

 色々あって、高齢者を一括りにするのはおかしいと私は思います

この辺、モーニングバードで玉川徹氏が同じようなことを言っていました
彼は、高齢者の事故件数と若者の事故件数に特異な差がない事にも触れていました
つまり、高齢者だけが悲惨な事故を起こしているわけではなくむしろ免許取り立ての若年層の方が件数としては悲惨な事故が多いと
番組内で具体的な根拠を提示した議論は行われなかったので高齢者と若年層の比較についてもここでは述べませんが、一点だけ事実をあげると警察庁の統計情報をみても高齢者と若年層との比較がないは事実です

平成30年中の交通事故の発生状況|警察庁Webサイト

平成30年における交通死亡事故の特徴等について|警察庁Webサイト

高齢者のデータはあるんですが、例えば20代と70代を比較できるようなデータはあまりないようですね(見つけられてないだけかもしれませんが) 

免許返納ではなく、技術的な解決方法ってないのかな・・・と考えると

自動ブレーキ車を積極導入する事で高齢者事故対策にできないものか

という考えに至ります。

前述の警察庁のまとめデータをみていると
「たくさんの高齢者が交通事故で亡くなっている」
事だけは確実にわかりました

 想像ですが、老老事故(加害者も被害者も高齢者)なんかも増えているんでしょう
自動車メーカやサプライヤ(部品メーカ)が多い日本の中で、運転支援機能や自動ブレーキ機能を積極導入するという事で高齢者事故対策にするような風潮にならないものなのかなと思います

  • みんなで積極的に自動ブレーキ機能搭載車を購入しよう
  • 免許返納ではなく、自動ブレーキ機能搭載車を購入しよう
  • 運転支援機能付き自動車に試乗してみよう

 ニュースや情報番組における高齢者事故対策のまとめは、「免許返納」ではなく「自動ブレーキ機能」「運転支援機能」を試してみよう、買ってみようという締めに是非して欲しいなと思います

 その方が経済回るんじゃないの??と思ったり、自動車会社のスポンサーつくんじゃないの??と思ったり、とにかく前向きな対応を今後の対策に上げてくれてもいいですよね

高齢者事故のニュースを見ていて、最近の情報番組の傾向が気になってしまったので記載してみました

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