※最新版のWindows 10 2004リリース時点の除法はこちらをご覧ください
WindowsクライアントOSのサポート期間は基本的には製品リリースから10年
従来Windows OSには、5年間の「メインストリームサポート」と、5年間の「延長サポート」というサポート期間が設定されていました
メインストリームサポートと延長サポートでは、セキュリティ関連以外(不具合など)に対する更新プログラムが提供されるか否かが大きな違いです
それがWindows10から大きく変わりました
Windows10からは モダンライフサイクルポリシー というポリシーができました
簡単に言うと、 Windows10で様々なバージョンが出るよ と Windows10でも適切な新らしめのバージョンにしておかないとサポートしないよ というものです
モダンライフサイクルポリシーについては以下を参照
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/30881/modern-lifecycle-policy
Windows10サポート期間一覧
ご利用Windowsバージョンを確認したい場合は winver で確認できます
Windows10サポート期間一覧のソースは以下URL
https://support.microsoft.com/en-us/lifecycle/search/18165
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet
バージョン1903リリース時点のサポート状況は以下表の通り
Windows 10 のバージョン履歴 | 提供日 | サービスの終了 |
---|---|---|
Windows 10 バージョン 1903 | 2019 年 5 月 21 日 | 2020 年 12 月 8 日 |
Windows 10 バージョン 1809 | 2018 年 10 月 2 日 | 2020 年 4 月 14 日 |
Windows 10 バージョン 1803 | 2018 年 4 月 30 日 | 2019 年 11 月 12 日 |
Windows 10 バージョン 1709 | 2017 年 10 月 17 日 | 2019 年 4 月 9 日 ※2 |
Windows 10 バージョン 1703 | 2017 年 4 月 5 日 | 2018 年 10 月 9 日 ※2 |
Windows 10 バージョン 1607 | 2016 年 8 月 2 日 | 2018 年 4 月 10 日 ※2 |
Windows 10 バージョン 1511 | 2015 年 11 月 10 日 | 2017 年 10 月 10 日 ※2 |
Windows 10 バージョン 1507 | 2015 年 7 月 29 日 | 2017 年 5 月 9 日 |
※2 Enterprise と Education エディションでは、サービス提供終了日後も 6 か月間サービスが提供される
従来5年(+5年)という期間であったWindowsが、windows10になって1年半(+半年)とかなり短くなっている感があります
まぁ普通の企業端末なら問題ないでしょう。毎月のwindows updateで大丈夫でしょうし、IT管理者はWSUSやSCCMを運用してれば問題ないです
専用端末なんかはどうなんでしょうか、病院には電子カルテシステム用の電カル端末、金融機関には基幹系や勘定系の端末、製造業には設計用CAD端末や解説CAE端末などなど色々専用のものがあり、各所の一人情シスさんは大変でしょう
VDIも例に漏れず大変ですね。
Horizon Viewリンククローンに代表されるVDIのシングルイメージ技術には私は否定的なんですが。。。
リンククローン運用のVDIも、1台で適用することが全体に影響を及ぼしかねないですね。
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windows7/8/8.1では従来通りのライフサイクルポリシーでした。
Windows10のライフサイクルよりも意識すべきは2020年のWindows7終了でしょう
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Microsoft純正でVDIは十分構築可能です。難易度も低く、数十〜数百の小規模環境や災害対策環境に最適だと思っています
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以上