Microsoft（米）とOracle（米）の自身のクラウドサービス相互接続を発表した
つまりは、AzureとOracle Cloudがお互いに接続されるということです
- マイクロソフト（米国）の発表記事
https://news.microsoft.com/2019/06/05/microsoft-and-oracle-to-interconnect-microsoft-azure-and-oracle-cloud/ - オラクル（米国）の発表記事
https://www.oracle.com/corporate/pressrelease/microsoft-and-oracle-to-interconnect-microsoft-azure-and-oracle-cloud-060519.html
記事の概要について記載していきます
- AzureとOracle Cloudがどのようにつながるのか
- AzureとOracle Cloudがいつつながるのか
- AzureとOracle Cloudが日本でもつながるのか
- どんなアプリケーションがサポートされるのか
- 所管
- 関連記事です
AzureとOracle Cloudがどのようにつながるのか
- シングルサインオンが可能になる
お互いのクラウド間の再認証が不要 - ワークロードの一部をOracle Cloudで実施、それ以外をAzureで実施といったことが可能になる
- Oracle CloudでAzure Active Directory（AzureAD）利用可能になる
図に記載すると、いかのいずれのパターンも可能なようです
（赤：Oracle Cloud、青：Azure）
（出典：www.oracle.com）
多くの人が期待しているのは次の構成だとおもいます
が、本当に提供されるのでしょうか Oracle Autonomous Database + Azure？
ちゃんと動いてくれるのでしょうか？
Oracle applications (JD Edwards EnterpriseOne, E-Business Suite, PeopleSoft, Oracle Retail, Hyperion) on Azure with Oracle databases (RAC, Exadata, Autonomous Database) deployed in Oracle Cloud.
上記にある通り、Oracle EBSとかなら、アプリはAzure ＆ DBはOracle（RAC / Exadata / Autonomous）はサポートされるようです
今後の続報に期待したいですね
AzureとOracle Cloudがいつつながるのか
発表日時点（2019/6/6）で北米西海岸でサービスが提供されています
- すでに接続サービス開始済
北米： Ashburn (Oracle) <-> Azure US East（Azure） - これから接続サービス開始予定
追加リージョン ※未発表
今後続々発表予定？なんでしょうか
少なくとも日本（東京リージョン）での相互接続を期待したいです
AzureとOracle Cloudが日本でもつながるのか
現時点（2019/6/20）では未定です
探したところ公開されている情報はなさそうです
公式サイトには、今後北米西海岸以外のリージョンへの展開は予定されているとのことなので、あとは「いつ」だけなんではないかと予想されます
どんなアプリケーションがサポートされるのか
Oracle applications (JD Edwards EnterpriseOne, E-Business Suite, PeopleSoft, Oracle Retail, Hyperion) on Azure with Oracle databases (RAC, Exadata, Autonomous Database) deployed in Oracle Cloud. The same Oracle applications will also be certified to run on Azure with Oracle databases in Oracle Cloud.
Oracle Database will continue to be certified to run in Azure on various operating systems, including Windows Server and Oracle Linux.
まずはOracleのアプリをWindowsで使えるようになるのが先になるでしょうかね
一切の詳細情報が不明なのでなんとも言えないですが、広く一般に広まる待っではもう少し機能拡張、サポートOS/App拡張が必要なのはいうまでもありません
所管
新たな選択肢というか、VMware Cloud on AWSを上回る衝撃を受けています
Enterprise向けDatabaseとしては圧倒的首位のOracleとEnterprise向けDatabase ２位のMSSQLの双方がAzureを出入り口として利用可能な点はもちろん、Oracle CloudのもつハイエンドクラスDatabase性能もAzureから享受できる点が最大のメリットだと思います
Azureを利用するにあたって、Enterprise向けで必要と思われる全てのデータベース環境が整ったからです
特にExadataレベルをAzureで利用可能になった点は大きいですね
Exadataだけが持つSmart Scanなどの機能が利用できるし、Oracleの高可用性データ保護ソリューションが受けられる点もいいですね
今後の日本展開が非常に楽しみなソリューションです
関連記事です
Oracle on Azureライセンスについて記載しています。
Azureのログイン認証についてです
Windows Server 2019のバックアップについて記載しています
以上です
