こしぞーのひとり情シス

Windows/仮想化の小規模環境を運用するリーマンの日々を綴っています。

CLOBの読み方

Oracle DBの用語にCLOBという用語がありますが、読み方がわからないですよね
このページはそのCLOBについて記載しています

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CLOBとは

Oracleデータベース独自ではなく、RDBS(リレーショナル・データベース管理システム)の標準データ型で、テーブルと呼ばれる表を定義する際に格納するデータ形式を定義する際に用いるデータ型です
列に対してCLOB型を定義する形です

CLOBは、Character Large Object (キャラクター ラージ オブジェクト)の略語として表現され、他のデータ形式が数バイト~数千バイトの数字や文字列を定義できるのに対して、CLOB(Character Large Object)型はGBを超えるデータも格納できます

LONG型でも最大2GBなんですが、CLOB型はなんと

  • (4GB - 1)×DB_BLOCK_SIZE初期化パラメータの値(8から128TB) 

が最大サイズで、数十GB程度のデータ格納なんてへっちゃらなとんでもデータ型です

https://docs.oracle.com/cd/E57425_01/121/REFRN/GUID-963C79C9-9303-49FE-8F2D-C8AAF04D3095.htm

Oracle社としてもLONG型よりもCLOB型のほうが好ましい場合が結構多いようで、LONG型からの移行を促すような声も聞いたことがあります

CLOBの読み方は「シーロブ」

CLOBはシーロブと読みます

BLOBもあって「ビーロブ」と言います
BLOBはAzureのオブジェクトストレージ「BLOB(Binary Large Objects)ストレージ」は、ブローブということが多いのでこっちのほうがややこしいですが、OracleではBLOBはビーロブといい、対してCLOBをシーロブと言うとのことです

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BLOBは、バイナリーラージオブジェクト(Binery large Object)といい、テキストデータと共にバイナリーデータを格納することが出来る形式です
これもGBを大きく超えるデータを格納することができます
BLOB形式で一緒に保存されるバイナリーデータのことをBFILEといい、OSのファイルシステムに保存されます
主に画像データと画像データに必要な情報を合わせて保存するために使われます
例えば、「レントゲン写真の画像データ」と「患者のID」を連動させておく感じですかね

関連記事です

OracleといえばクラウドマイクロソフトAzureと連携する記事が出ていました
エンタープライズ向けのクラウド基盤の最適解はOracle Cloud DB + Azure で決まりなんでしょうか
Oracle + MicrosoftAWS に対抗する形ですね

 

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 19cではSE2 RACがサポートされない点も重要です
SE2で可用性を求めるならクラウド(=Oracle Cloud = Autonomos DB)になり、自然と Oracle + Azure の流れになりそうです

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以上です