毎年様々なソフトウェア製品が生まれ、消えていく中で我々の関心事は新たに生まれてくるソフトウェア製品や新バージョンだけとは限りません
サポート終了しライフサイクルが終焉するソフトウェアもたくさんあるんですね
利用しているユーザにとっては使っているソフトウェアがサポート終了していないか心配になります
特に、マイクロソフト製品についてはサポート終了期日を見逃すわけには行きません
Windows7などのPCは全社員が保有しているケースがありますし
Windows10の機能アップデートも含まれるケースがあるので注意が必要です
2019年2020年にサポート終了日を迎えるマイクロソフト製品一覧
マイクロソフトサポートサイト(以下URL)にわかりやすくまとめて記載されています
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4487594/prepare-now-for-end-of-support-in-2019-and-2020
製品 | サポート終了日 |
---|---|
SQL Server 2008 / 2008 R2 | 2019年7月9日 |
Windows Server 2008 / 2008 R2 | 2020年1月14日 |
Exchange Server 2010 | 2020年1月14日 |
Windows 7 | 2020年1月14日 |
Windows 7 for Embedded Systems | 2020年1月14日 |
Office 2010 クライアント | 2020年10月13日 |
SharePoint 2010 | 2020年10月13日 |
Project Server 2010 | 2020年10月13日 |
Windows Embedded Standard 7 | 2020年10月13日 |
サポートが終了すると何が困るのか
原則として製品アップデートが提供されなくなります
とはいえ、製品アップデートが重要ではなくアップデート内に含まれるセキュリティ更新プログラムが重要です
上記一覧にある Windows Server 2008 R2 や Windows 7などは多くの企業でまだ残っている製品ではないかと思います
しかもいずれもOS(基本ソフト)であり、Windows 7はPCとして各事務室に、Windows 2008はサーバとしてデータセンター/マシン室にそれぞれ非常に重要な役割を持って存在しています
この2つのセキュリティ更新プログラムが提供されなくなると、既知の脆弱性から社内システム・データを守ることができなくなってしまい時として有事の際は企業として経営陣が責任を咎められます
当然情報システム部門としても例外ではないでしょう
小規模情シスだからこそ、セキュリティだけは万全を期しておいて、社内システムとデータの保護に努めなければなりません
ポイントをいくつか
Windows 7
言わずもがなですが、事務用PCとして圧倒的なシェアを(かつては)誇ったOSです
Windows XPの真の後継OSとして役割を全うしてきましたがついに終演を迎えつつあります
置き換え先はWindows 10が好ましいでしょう
が、ライフサイクルポリシーがWindows 10から大きく変わっている点に注意してリプレイス検討を始めましょう
Windows Server 2008 / 2008 R2
世界にごマンとあったWindows Server 2003の後継OSです
Windows Server 2008 R2が厄介なのはパッケージソフトでまだまだ使われているという点です
UNIX,Linux -> Windowsが流行った時期でもあり、しかもそのパッケージソフト自体が老朽化が進んでいて大きな投資が難しい点があるのも厄介です
私が知る限りAPサーバは2012対応済みだけどDBサーバが2008R2のままというサーバはたくさん知っています
DBサーバは内部ネットワークに閉じ込められているからといって油断はしてはいけません
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Windows 7のあとは、8/8.1ですね
RHELのサポート期間についてもまとめています
最新のWindows Server 2019にももちろんサポート終了期日があります
以上です