Oracle Virtual Boxは様々なOS上で動作するホストOS型の仮想化ソフトウェアです
ハイパーバイザー型とは異なるゆえ性能面では劣りますが、Windows / MAC などのOS上でそのまま動作することが出来るホストOS型のメリットを最大限活用すれば手持ちのノートPCなどに
- LinuxなどのサーバOS環境
- 評価版ソフトウェアの動作検証、動作確認
- Widnows 10のテスト環境(新しい機能アップデートなど)
を用意することがとてもかんたんに可能です
- MACでもWindowsでも利用可能な仮想マシンを用意できるVirtual Box
- Oracle Virtual BoxにWindows 10をインストールする方法
- 仮想マシン起動手順
- Windows 1903インストール手順
- Windows10 1903の初期セットアップ
- 関連記事です
MACでもWindowsでも利用可能な仮想マシンを用意できるVirtual Box
WidnowsオンリーならHyper-Vでいいでしょう
MACも持っているし、Windowsも持っている、作り変えるのとかめんどくさいなとか共用したいなとかそういった場合にはVirtual Boxがベストです
Oracle Virtual BoxにWindows 10をインストールする方法
早速実施してみましょう
Virtual Boxから「仮想マシン」→「新規」を選択します
仮想マシンの作成ウィザードが開始されます
名前、マシンフォルダ、タイプ、バージョンを入力してください
- 名前:Virtual Boxの表示名です。多くは仮想マシンOSのホスト名と合わせますが、別の名前でも動作には全く支障ありません
- マシンフォルダー:仮想マシンを保存する場所です。指定したフォルダに「仮想マシン名」のフォルダが出来て、そこに仮想マシンの仮想HDDファイルなどが出来上がります
- タイプ: 今回はWindows10なので「Microsoft Windows」
- バージョン: 今回はWindows10なので「Windows 10 (64-bit)」
仮想マシンのメモリーサイズを指定します
※CPUコア数(デフォルト1コア)は仮想マシン作成後にしか変更できません
仮想マシンのOSを保存する仮想ハードディスク を指定します
「仮想ハードディスクを作成する」を選択して「作成」をクリックします
ハードディスクのファイルタイプを選択します
Oracle Virtual BOXデフォルト形式の「VDI (Virtual Box Image)」を選択して「次へ」をクリックします
仮想ハードディスクのサイズ(固定、シンプロビジョニング)を選択します
性能を重視しないのであれば「可変サイズ」を選択して「次へ」をクリックします
仮想ハードディスクのファイルの場所とサイズを指定します
ここで「作成」をクリックすると、仮想ハードディスク作成が完了します
すると、仮想マシンが出来上がっていることが確認できます
起動前にインストールするWindows ISOイメージをマウントさせたい場合は、以下のように「仮想光学ディスクファイルを選択」します
仮想マシン起動手順
Oracle VMトップ画面から仮想マシンを選択し、「起動」をクリックします
次のようなメッセージが出力される場合は 以下の2つのどちらから該当します
- Virtual Boxの他に、Hyper-Vもインストールしている
どうしてもVirtual Boxがいい場合は、Hyper-Vをアンインストールしてください・・・ - Intel仮想化技術(VT-x)が有効になっていない
BIOS設定で有効化させましょう
Hyper-Vアンインストール手順はこちらに記載しています
起動時に、Windows 1903のインストールISOイメージをマウントさせていない場合は次の図のようなメッセージが表示されます
Windows 10 1903インストールイメージを選択して、「起動」をクリックしてください
※自動的にWindows 10インストール画面に移動します
Windows 1903インストール手順
仮想マシンを起動させ、Windowsインストーラーが起動すると以下のようが画面になります
インストール言語は「日本語」を選択して「次へ」をクリックします
「今すぐインストール」をクリックします
ライセンス認証用のプロダクトキー入力画面が表示されます
ライセンスキーをいま入力してもいですし 「プロダクトキーがありません」をクリックしてこのステップをスキップしても大丈夫です(あとでプロダクトキーは入力できます)
インストールするOSを選択してください
今回は「Windows 10 Pro」を選択して「次へ」をクリックします
初回インストールの場合には、「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」をクリックします
インストール先のドライブ(HDD / SSD)を選択してパーティションを作成していきます
空の仮想HDD「ドライブ0の割り当てられていない領域」を選択して 「次へ」をクリックします
すると、インストールが開始されます(非常に簡単ですね!!)
このまましばらく待ちましょう
自動的に再起動が走ります
再起動完了後、初期セットアップが開始させれます
Windows10 1903の初期セットアップ
お住いの地域「日本」を選択して「はい」をクリックします
キーボードレイアウトは「Microsoft IME 」を選択して「はい」をクリックします
2つ目のキーボードレイアウトを追加するかどうかを聞かれますが「スキップ」をクリックします
次に、ネットワークの初期化が始まります(少しだけ待ってください)
DHCPで接続可能な環境であれば、そのままネットワーク初期化が完了します
DHCPでIP付与できない環境なら、固定IPアドレスを設定してください
利用シーンを指定してください
検証用となどで社内でLANに接続しない場合は「個人用に設定」で大丈夫です
Microsoftアカウントでサインイン画面が表示されます
マイクロソフトアカウントを持っていない(ローカルアカウントで使用したい)場合は、「オフラインアカウント」をクリックしてください
代わりにMicrosoftにサインインしますか?と聞かれますが、ここでも「いいえ」をクリックします
PCのローカルアカウントの作成画面が表示されます
ローカルアカウントで作成したいアカウント名を入力して「次へ」をクリックします
パスワードを入力してください
複数デバイス間でブラウザ閲覧履歴などを共有したい場合は「はい」をクリックしてください
今回は不要なので「いいえ」をクリックします
ここまでで手順は完了です
準備中ですの画面がしばらく表示され、待っているとセットアップが完了します
Windows 10 1903のサインイン画面が表示されたら利用を開始してください
手順は以上です
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毎年たくさんの製品が生まれ、そしてサポート終了していきます
やはりWidnows 10のサポート期日をまず抑える必要があります
データベースサーバもぜひ抑えておきましょう
以上です