Oracle DB 19c でのコンテナDBとPluggable DB起動停止手順です
非コンテナデータベースにおいては、「startup」コマンド一発で良かったのですが、StartupコマンドだけではコンテナDB配下のPDBまでは起動させる状態には至っていません
とは言っても手順は非常に簡単です
コンテナDB起動手順
Oracle用ユーザでCLI(Windowsならコマンドプロンプト、Linuxならターミナル)を開きます
- sqlplus / as sysdba コマンドでSQL *PLUSに接続
[oracle@node0 ~]$ sqlplus / as sysdba
アイドル・インスタンスに接続しました。
- startupコマンドで起動させます
SQL> startup
ORACLEインスタンスが起動しました。Total System Global Area 1048576000 bytes
Fixed Size 2932336 bytes
Variable Size 729809296 bytes
Database Buffers 310378496 bytes
Redo Buffers 5455872 bytes
データベースがマウントされました。
データベースがオープンされました。
- show pdbsコマンドで配下のPluggable Databaseが停止状態(MOUNTED)であることを確認します
SQL> show pdbs
CON_ID CON_NAME OPEN MODE RESTRICTED
---------- ------------------------------ ---------- ----------2 PDB$SEED READ ONLY NO
3 PDB1 MOUNTED
4 PDB2 MOUNTED
5 PDB3 MOUNTED
- alter pluggable database all open; コマンドで全てのPDBを起動させます
SQL> alter pluggable database all open;
プラガブル・データベースが変更されました。
- show pdbs コマンドで全てのPDBが「READ WRITE」に変更されていればOKです
SQL> show pdbs
CON_ID CON_NAME OPEN MODE RESTRICTED
---------- ------------------------------ ---------- ----------
2 PDB$SEED READ ONLY NO
3 PDB1 READ WRITE NO
4 PDB2 READ WRITE NO
5 PDB3 READ WRITE NO
SQL>
特定のコンテナデータベースのみを起動させたい場合ば、以下のように個別指定も可能です
SQL> alter pluggable database PDB1, PDB2 open;
プラガブル・データベースが変更されました。
SQL> show pdbsCON_ID CON_NAME OPEN MODE RESTRICTED
---------- ------------------------------ ---------- ----------
2 PDB$SEED READ ONLY NO
3 PDB1 READ WRITE NO
4 PDB2 READ WRITE NO
SQL>
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以上です