Oracle Database 19cの起動停止手順について記載します
Linuxでの手順ですが、Windowsでもコマンドは同じです
Oracle Database 19c起動手順
- Oracle管理ユーザでログインします(Linuxならoracleユーザ、WindowsならAdministrarorでしょうか)
- シェルターミナル(Linuxならターミナル、Windowsならコマンドプロンプト)を起動します
- 「sqlplus / as sysdba」コマンドを実行し、SQL*PLUSでデータベースに接続します
[oracle@19cn1 rman]$ sqlplus / as sysdba SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on 木 8月 1 11:17:31 2019 Version 19.3.0.0.0 Copyright (c) 1982, 2019, Oracle. All rights reserved. アイドル・インスタンスに接続しました。
現在はデータベースは停止しているので「アイドル・インスタンス」と表示されます
- 「startup」コマンドでデータベースを起動します
このコマンドだけでOracle Database 19cの起動は完了します
SQL> startup ORACLEインスタンスが起動しました。 Total System Global Area 952106408 bytes Fixed Size 9141672 bytes Variable Size 717225984 bytes Database Buffers 218103808 bytes Redo Buffers 7634944 bytes データベースがマウントされました。 データベースがオープンされました。 SQL>
「データベースがオープンされました」と表示されればOKです
続いて、リスナーを起動します
- 「exit」を実行して、SQL*PLUSを終了する
SQL> exit Oracle Database 19c Enterprise Edition Release 19.0.0.0.0 - Production Version 19.3.0.0.0との接続が切断されました。
- OSコマンド「lsnrctl start LISTENER」でリスナーを起動させます
[oracle@19cn1 ~]$ lsnrctl start LISTENER LSNRCTL for Linux: Version 19.0.0.0.0 - Production on 17-8月 -2019 09:12:08 Copyright (c) 1991, 2019, Oracle. All rights reserved. /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1/bin/tnslsnrを起動しています。お待ちください... TNSLSNR for Linux: Version 19.0.0.0.0 - Production システム・パラメータ・ファイルは/u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1/network/admin/listener.oraです。 ログ・メッセージを/u01/app/oracle/diag/tnslsnr/19cn1/listener/alert/log.xmlに書き込みました。 リスニングしています: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=1521))) リスニングしています: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=EXTPROC1521))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=1521)))に接続中 リスナーのステータス ------------------------ 別名 LISTENER バージョン TNSLSNR for Linux: Version 19.0.0.0.0 - Production 開始日 17-8月 -2019 09:12:10 稼働時間 0 日 0 時間 0 分 0 秒 トレース・レベル off セキュリティ ON: Local OS Authentication SNMP OFF パラメータ・ファイル /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1/network/admin/listener.ora ログ・ファイル /u01/app/oracle/diag/tnslsnr/19cn1/listener/alert/log.xml リスニング・エンドポイントのサマリー... (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=1521))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=EXTPROC1521))) リスナーはサービスをサポートしていません。 コマンドは正常に終了しました。
- 少し待ちます(リスナー起動まで少し時間がかかります)
- OSコマンド「lsnrctl status LISTENER」でリスナーを起動させます
[oracle@19cn1 ~]$ lsnrctl status LISTENER LSNRCTL for Linux: Version 19.0.0.0.0 - Production on 17-8月 -2019 09:12:58 Copyright (c) 1991, 2019, Oracle. All rights reserved. (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=1521)))に接続中 リスナーのステータス ------------------------ 別名 LISTENER バージョン TNSLSNR for Linux: Version 19.0.0.0.0 - Production 開始日 17-8月 -2019 09:12:10 稼働時間 0 日 0 時間 0 分 47 秒 トレース・レベル off セキュリティ ON: Local OS Authentication SNMP OFF パラメータ・ファイル /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1/network/admin/listener.ora ログ・ファイル /u01/app/oracle/diag/tnslsnr/19cn1/listener/alert/log.xml リスニング・エンドポイントのサマリー... (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=1521))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=EXTPROC1521))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=5500))(Security=(my_wallet_directory=/u01/app/oracle/admin/cdb/xdb_wallet))(Presentation=HTTP)(Session=RAW)) サービスのサマリー... サービス"86b637b62fdf7a65e053f706e80a27ca"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... サービス"8ef3c3820a0a3480e0536538a8c091fa"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... サービス"8ef3c439800e349ee0536538a8c03198"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... サービス"cdb"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... サービス"cdbXDB"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... サービス"pdb1"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... サービス"pdb2"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"cdb"、状態READYには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... コマンドは正常に終了しました。
CDB / PDCで構築している場合ばこちらもご参考にしてください
以上で、Oracle Database 19cの停止は完了です
Oracle Database 19c シャットダウン手順(停止手順)
停止手順です。最初にリスナーを停止させましょう
アプリケーションサーバを全て停止させている場合はリスナーを停止させる必要ももはやないのですが、一応ちゃんと停止しておいたほうがいいということで
- Oracle管理ユーザでログインします(Linuxならoracleユーザ、WindowsならAdministrarorでしょうか)
- シェルターミナル(Linuxならターミナル、Windowsならコマンドプロンプト)を起動します
- 「lsnrctl stop LISTENER」でリスナーを停止させます
[oracle@19cn1 ~]$ lsnrctl stop LISTENER LSNRCTL for Linux: Version 19.0.0.0.0 - Production on 17-8月 -2019 09:33:10 Copyright (c) 1991, 2019, Oracle. All rights reserved. (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=19cn1.oracledb.jp)(PORT=1521)))に接続中 コマンドは正常に終了しました。
- 「sqlplus / as sysdba」コマンドを実行し、SQL*PLUSでデータベースに接続します
[oracle@19cn1 ~]$ sqlplus / as sysdba SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on 土 8月 17 09:36:10 2019 Version 19.3.0.0.0 Copyright (c) 1982, 2019, Oracle. All rights reserved. Oracle Database 19c Enterprise Edition Release 19.0.0.0.0 - Production Version 19.3.0.0.0 に接続されました。 SQL>
- 「shutdown immediate」で、データベースをシャットダウンします
SQL> shutdown immediate データベースがクローズされました。 データベースがディスマウントされました。 ORACLEインスタンスがシャットダウンされました。 SQL>
以上で、Oracle Database 19cの停止は完了です
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以上です