親が意図せずに、富士登山をすることになりました
母親が小学二年生の子供に「夏休み何したい?」と箇条書きにさせたところ「山に登りたい」と書いたことがきっかけです。高尾山くらいかなと思ってたかをくくっていたのですが、まさか日本最高峰とは意表を突かれました
とはいえ、せっかくの夏の思い出です。できるだけ叶えてあげたいと思い、小学二年生の息子と2人で富士登山にトライすることにしました
- 富士山登ったことありません
- 山登りは普段しません(全くといっていいほど)
- 小学生低学年(二年生)と親の2人で登ります
先に結論を書きます!
考えた結果。朝発、日帰り、目標富士八合目、富士吉田ルートに決めました
- 朝4:30 出発(車で富士吉田市まで移動)
- 5:45 富士山パーキング着(富士吉田ルート用駐車場)
- 6:00 五合目行きバス乗車
- 7:00 富士登山開始
- 12:00 八合目到着、下山開始
- 2:00 五合目到着(下山完了)
の予定で日帰り登山をすることにしました
登山計画
登山は計画がすべてです(といってもろくに登山したことないんですが・・・)
とはいえ、さすがに日本最高峰にトライするのであれば計画が必要です
子供の夏休みにいくことになるので季節的にはベストシーズンです
一方で、混雑期でもあります
- 泊まりで1泊2日で行くのか
- 日帰りで行けるところまで行くのか
によって交通手段、宿の手配、自分の有休、日程、準備するものすべてが大きく変わってくるのでまず最初に目標を定めて、それから日程を調整し、登山ルート確定を経て現地への交通手段を確定させる作戦にしました
まず最初に目標を決めることが重要
登頂を目指すのか、8合目で折り返すのか色々あろうかと思います
特に小学低学年の段階では無理は禁物です
親であればわかるのですが、「やばくなってから子供はしんどいと言ってきます」「いきなりもう一歩も歩けなくなってしまいます」「そもそも暑い寒いの感覚がないので下手すると熱中症・凍傷見逃しがちです」よね
なにより「兆候がわからない」のが一番大きいです
子供自身もしんどくなっている兆候に気づけていないんですよね
子供自身が気づけないものを親がどうやったら確実にケアできるのでしょうか
ちょっと無理ですよね
私は無理をせず、5合目から登頂を目指しつつも、8合目をゴールとする目標としました
後述しますが、8合目までであれば
- そもそも所要時間が短い
- 寒すぎて体調を崩す可能性を減らせる
- 宿泊する必要もなくなる
- 高山病の症状が出たら、すぐ7ー6合目まで降りることができる
- 不安要素が減ると、それに備えるための荷物を減らすことができる
- 子供も目標を達成できて、親子で達成感を共有できる
などなどメリットも多く、なにより目標達成の可能性が大きく上がります
子供にも富士登山を楽しんで欲しくて、楽しい記憶を残すためにはそんなに大変ではないけれど目標達成できたという思い出が重要なんじゃないかという結論に至った次第です
今回は初めてなので「なんだこんなものか」と思ってもらおうかなと。間違っても「二度と富士登山したくない、登山も嫌いになった」とはしたくないですからね
というわけで今回は8合目を目標とすることにしました
まずは日程を決めること
8合目を目標にすると日程の自由度はあがります
ルート次第ですが、8合目までであれば5合目からだいたいですが
- 5合目から8合目(登り): 4−5時間
大人の足で3−4時間なので、+1時間 - 8合目から5合目(下り): 2−3時間
大人の足で2時間なので、+1時間
を見ておけば十分かなと思いました
8合目までなら往復8時間に収まりそうで、なんとか日帰り登山できそうです
日帰り登山時間の確保(8合目までの往復なら8時間、7合目までの往復なら5時間)が確保できそうであれば、宿泊なしの日帰り日程での富士登山も可能になってきます
本八合目または登頂を目標に富士登山する場合は、山小屋での一泊を想定した一泊二日でのプラン検討が必須になってきます
ちなみに、7合目までであれば5時間ほどに収まりそうです
- 5合目から8合目(登り): 3時間
大人の足で2時間なので、+1時間 - 8合目から5合目(下り): 2時間
大人の足で1−2時間なので、+1時間
富士登山ルート選定
以下URLを見てよく勉強しましょう
登山口と登山ルート|登山の前に必ず知っておくこと|富士登山オフィシャルサイト
ポイントは、気分転換と食事とトイレで、そのためには「山小屋ができるだけたくさんあること」なのかなと思いました
私自身、富士登山初経験でしかも登山経験自体がないもので登山(富士登山)でどんなことにどれくらい注意すべきなのかと言った点がわかりません
わからない以上、「何が起こってもある程度対応できる」状況を常に維持しておくことが重要ではないかという結論に、私は至りました。
したがって、山小屋がたくさんあって
- 疲れた時に休憩したい
- 目標を見つめつつ少しずつ登りたい
- 水分補給のタイミングを逸したくない(水分入手のタイミングも)
- 食事のタイミング(チャンス)もできるだけ多くとりたい
- トイレなどで不自由したくない(特に、子供の)
の全てに対応できる富士吉田ルートにしてみようかと結論が出ました!
富士吉田ルートは、ルートは最短ではないが
- 登山道と下山道が別になっている部分があって、登り下りがスムーズ
- 山小屋が最もたくさんある
- 年間登山者も多く、初心者向け
と、初富士登山+小学二年生のコンビニぴったりのルートです
この結論に行き着くまでは結構迷いました(最短ルートの富士宮ルートがいいのかなとか、富士吉田ルートは混雑しているらしいしどうしようかなとか・・・)
結局結論として富士吉田ルートを選んで正解でした(実際行ってみると8月といえど平日午前中の5-8合目はとても空いていました)が、いく前はわからなかったので同仕様もなく、初心者向けという点だけを信用して富士吉田ルートに決めました
富士登山富士吉田ルートまでの移動手段を調査
富士吉田ルートから登るためには、吉田ルート五号目までいく必要があります
吉田ルート五号目にたどり着くには、以下の方法が挙げられます
ツアーで申し込む場合、以下のようなプランがあります
https://www.travelroad.co.jp/fuji/plan/bus/kanto#plan01
1人10000円くらいでフリープランなので、悪くはないですね
とはいえ、うちにはマイカー(電気自動車ではなない)がありますので、やはり車で向かおうかとなりました富士吉田ルートなら、富士山パーキングがおススメです
https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/hokurokuchuusyajou.html
富士山パーキング、言ってみてわかるんですが、非常に広大です
一年間のうち満車になることはなく「間違いなく駐車できる」そうです
(出典:pref.yamanashi.jp)
6:00のシャトルバスが平日の始発のようなのでそこを目指すことにして、自宅を朝4:30出発に決めました
※この決断は正解で平日なら6:00のバスはとても空いていました
※しかも、登山道もとても空いていて朝登山はおすすめです
(出典:pref.yamanashi.jp)
準備物
準備物は富士登山ということを踏まえて
服装
- 速乾性の長袖下着(なければ綿でOK)
- 防風・防水のウィンドブレーカー(私はモンベルのノマドパーカー)
- 綿のズボン(何でもいいですよ)
- フリース(結局使いませんでしたが、もちろんユニクロ)
- 登山用の靴(靴は重要!私はコロンビア Saber IV Lo)
- レインウェア(私はワークマンの透湿レインスーツSTRETCH)
富士登山の下山中に結構な雨に降られて、ワークマンのレインウェアは大活躍しました。これで5000円。キャンプにもJリーグ観戦にも使える頼れる存在です。
持ち物
箇条書きです
- 25-30Lのバックパック(子供の分と2人分持つので)
- ゴミ袋(雨に振られた時に荷物を守るため、ゴミ袋に全て入れて、それをバックパックに入れます)
- スーパーの袋(登山中に出たゴミとか)
- 日焼け止め
- ウェットティッシュ
- 絆創膏
- コンビニおにぎり、パン
- ポテトチップス(富士山で膨らみます!!)
- 水(500mlを4本くらい。1本凍らせておくと、他の水も冷たくて美味しい)
- 100円玉(できるだけたくさん。10枚以上。トイレが1回200円します)
これだけ揃えていれば大丈夫です
実際、富士登山で困ることはありませんでした
次は、いざ富士登山です
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以上です