オンプレでクラウドと同じ使用感を実現したい
そう思うこともありますよね
クラウドを利用しているとクラウドが便利すぎてオンプレでも同じもの実現できないの??と必ずなるんです
クラウドとオンプレで全く同じものが利用できるんです
代表例は
- Azureをオンプレで実装できるAzure Stack
- AWSをオンプレで実装できるAWS Outposts
- Oracle Cloudをオンプレで実装できるOracle Exadata Cloud at Customer
などなどです
今回はAWS Outpostsについて紹介しているムービーを見てみたのでその内容についてです
AWS Outpostsのムービー
Youtubeでご覧いただけます「AWS Outposts」で検索すれば一発です
Outpostsを少しだけ紹介
以下、Youtubeムービーを抜粋(切り取り)して紹介します
まず、ラックは横幅が通常より奥行きがちょっと深いです
横幅x奥行x高さ = 60センチ、120センチ、200センチ
がだいたいの大きさです
最近この1200mmのラックをよく見ますね
米国のサーバやストレージなどは多くが1200mmラックを前提とした作りになりつつ有りおそらく米国ではこのサイズのラックが標準なんでしょう
日本ではまだ1000mm前後のラックが主流です
たぶんOutpostsはこのラックから変更することはできないでしょう(後述しますが、電源ユニットも特殊なので)
AWSをオンプレに置くためにはAWSのお作法にちゃんと従う必要がありそうですね
つぎに、ユニークな点が電源です
ムービーを見る限りこのラック背面の縦のバーが電源給電をしてくれる感じのようです
あとネットワークは100Gbps??の高速ネットワークが冗長構成で刺さっているようです
見た感じ非常にシンプル
値段は?
いや、絶対安くないでしょうというのが個人的な感想です
Azure Stackも全然安くないというかSI費がとんでもないですよね(そもそもちゃんとAzure Stackを構築出来るベンダなど有るのか??)
SI費が高くなる理由は、Azure Stackがアプライアンス型ではないからですね。MSが決まったHW構成で出荷するのではなく、国産ベンダやDELL / HPE のハードウェアに対してパートナー企業が”手組み”で実装するのがAzure Stackです
アプライアンス型でないと設計に時間と費用がかかるばかりか、トラブった時の解決も遅いと思います
その点AWS Outpostsはアプライアンス型のようなので心配は不要(この点はOracle Exadata Cloudもアプライアンス型という点では同じ)でしょう
手組みの部分を排除して、決まった設計・設定で顧客に設置する。これがアプライアンスのいい点で、同じ設計・設定だからこそトラブル時の解決も早まるというものです
とはいえ、値段は安くないですよね。運用、保守サポートはAWSが行ってくれるんでしょうし、専有AWSを自分のDCにおけるという点はメリットでしょうけれども基本的には「お金がいくらかかってもいいから」という顧客向けと考えたほうが良さそうです。
今後も続報があれば更新していきたいと思います
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AWSのセミナーレポートです。JAWS User Group東京に最近参加するようになりました
やはりクラウドの一番手はAmazon AWSでしょうといった貫禄の障害対応でした
私が転職活動した経験から、AWSへトライしてみることを是非オススメします
私はご縁がありませんでしたが、様々な人材を募集しているようです
以上です