Oracle Cloudで永久無償利用出来るプランが発表されました
その名もAlways Freeです
Oracle Databaseが無償利用できる・しかもクラウドで!!
という訳で日本国内では大反響らしいです
今回は上記のAlways Free枠(無償利用枠)のVMインスタンスの作成で順について記載していきます
- 動作イメージ
- Autonomous Database作成手順
- 取り合えすSQL Developer起動
- バックアップ
- Autonomous DatabaseはExadataで動作しているから、非常に高性能なデータベース
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動作イメージ
こんな感じです
クラウドサービスにありがちな「Managed Service」そのものですね
クラウドサービス側が殆どを運用管理して、ユーザはデータベースサービス部分だけを操作すればいいというもの
とはいえ、他社とは違ってOracle Databaseであるという点が大きな違いです
Autonomous Database作成手順
作成手順はとても簡単です
トップページのクイック・アクションから「データベースの作成」を選択すればウィザードが開始します
または、「データベース」→「Autonomous Transaction Processsing」を選択してください
「Autonomous Databaseの作成」をクリックします
まず、表示名とデータベース名を入力します
Oracle Database的には、データベース名の方が重要な情報ですね
とはいえ、世界のデファクトデータベースなのでこの辺の説明が無くても理解できる点が素晴らしいです
ワークロードタイプの選択をします
- データ・ウェアハウス
- トランザクション処理
の2つから選択可能ですが、DWH専用でもない限り「トランザクション処理」を選択しておけばいいようです
DBCAでデータベースを作成するときのノリで大丈夫でしょう
デプロイメント・タイプを選択します
- サーバーレス
Always Free(無償枠)はこちらを選択してください - 専用インフラストラクチャ
Exadataを専有するイメージです。もちろん高額なので一般市民は選ばないように・・・
今回はもちろん「サーバーレス」を選択します
また、Always Free(永久無償利用)を活用するために適切なオプションを選択します
- Always Free : オン(もちろんオンです)
- CPUコア数: (Always Freeだと)1コア固定です
- ストレージ: (Always Freeだと)20GB固定です
- 自動スケーリング: (Always Freeだと)オフです
あとは利用したい場合に限りですが、Oracle Database 19cのプレビュー利用も可能になっています
オフにすると18cを利用することになります(Managed Serviceなので勝手にバージョンアップされて19cになっていることもそのうちあり得るでしょう)
データベース管理者ユーザのパスワードを入力します
さらに「ライセンス込」を選択します
この状態でもちゃんと無償利用枠の範囲内なので安心してください
最後に、「Autonomous Databaseの作成」をクリックすれば完了です
作成中(プロビジョニング中)です
作成完了し使用可能状態になると「ATP」のアイコンが緑色に変わります
スペックは以下の通り、1コア・20GB・ライセンス含む・DB18c のDBインスタンスが起動していることが確認できますね
これで基本的には使えるようになっています
取り合えすSQL Developer起動
接続方法は色々ありますが、簡易的に利用を始めるためにはSQL Developerを開く方法があります
Webブラウザ経由でSQL Developerを起動できるので、ほとんどの操作をWeb GUIで済ますことだって可能です
まず、Autonomous Databaseの管理画面から「サービス・コンソール」をクリックします
画面左の「Development」をクリックして
「SQL Developer Web」をクリックします
「SQL Developer Web」が別タブで起動してきます
インスタンス作成時に設定したADMINパスワードでサインインしましょう
サインインすると、こんな感じの画面が出てきます
取り合えす色々漁ってみましょう
オブジェクトストレージにおいたデータをここから取り込むことも可能です
バックアップ
また、バックアップは自動的に取得する設定が有効になっています
オンラインバックアップを自動的に取ってくれています
Autonomous DatabaseはExadataで動作しているから、非常に高性能なデータベース
性能はきっと言うことないでしょう
測定できたらレポートしたいと思います
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仮想マシン作成もトライしてみましょう
重要データを溜め込んできたら、セキュリティもしっかり高めましょう
以上です