Windows ServerなどにOracle Databaseをインストールすることはよくありますよね
大規模環境なんかではExadata上のOracle LinuxにOracle Databaseをインストールして・・・なんてことは普通に行われているのでしょうけれども、小規模環境(小規模の定義も難しいのですが・・・)ではWindows Serverを利用することは普通に行われていますよね
パッケージソフトウェアのデータベースなどでOracle Databaseを利用する場合なんかは特にWindows Serverを採用することが多いです
今回はWindowsで動作するOracle Databaseの確認方法について記載します
Oracle DB on Windows動作ーバージョン一覧
Web公開されている範囲で記載します
正確な情報は後述のMOS DOC IDを確認してください
Oracle Database 19c
※記載されていないOSは非サポート
※Server Coreは非サポート(GUI インストールしたWindowsのみ)
Windowsバージョン | 32/64bit | RACサポート | Memo |
---|---|---|---|
Windows Server 2019 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2016 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2012 R2 | 64bitのみ | ○ | |
Windows 10 | 64bitのみ | X | |
Windows 8.1 | 64bitのみ | X |
Oracle Database 18c
※記載されていないOSは非サポート
※Server Coreは非サポート(GUI インストールしたWindowsのみ)
Windowsバージョン | 32/64bit | RACサポート | Memo |
---|---|---|---|
Windows Server 2016 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2012 R2 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2012 | 64bitのみ | ○ | |
Windows 10 | 64bitのみ | X | |
Windows 8.1 | 64bitのみ | X | |
Windows 7 | 64bitのみ | X |
Oracle Database 12.2
※記載されていないOSは非サポート
※Server Coreは非サポート(GUI インストールしたWindowsのみ)
Windowsバージョン | 32/64bit | RACサポート | Memo |
---|---|---|---|
Windows Server 2016 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2012 R2 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2012 | 64bitのみ | ○ | |
Windows 10 | 64bitのみ | X | |
Windows 8.1 | 64bitのみ | X | |
Windows 8 | 64bitのみ | X | |
Windows 7 | 64bitのみ | X |
Oracle Database 12.1(12.1.0.2以降)
※記載されていないOSは非サポート
※Server Coreは非サポート(GUI インストールしたWindowsのみ)
Windowsバージョン | 32/64bit | RACサポート | Memo |
---|---|---|---|
Windows Server 2012 R2 | 64bitのみ | ○ | 12.1.0.2以降 |
Windows Server 2012 | 64bitのみ | ○ | 12.1.0.1ではRAC非サポート |
Windows 10 | 64bitのみ | X | 12.1.0.2以降 |
Windows 8.1 | 64bitのみ | X | 12.1.0.2以降 |
Windows 8 | 64bitのみ | X | |
Windows 7 | 64bitのみ | X |
Oracle Database 11.2
※記載されていないOSは非サポート
※Server Coreは非サポート(GUI インストールしたWindowsのみ)
Windowsバージョン | 32/64bit | RACサポート | Memo |
---|---|---|---|
Windows Server 2012 R2 | 64bitのみ | ○ | Database Bundle Patch 11.2.0.4.14以降 |
Windows Server 2012 | 64bitのみ | ○ | 11.2.0.4以降 |
Windows Server 2008R2 | 64bitのみ | ○ | |
Windows Server 2008 | 32bit/64bit | 64bitのみ○ | |
Windows Server 2003 R2 | 32bit/64bit | 64bitのみ○ | |
Windows Server 2003 | 32bit/64bit | 64bitのみ○ | |
Windows 10 | 64bitのみ | X | |
Windows 8.1 | 32bit/64bit | X | 11.2.0.4以降 |
Windows 8 | 32bit/64bit | X | 11.2.0.4以降 |
Windows 7 | 32bit/64bit | X | |
Windows Vista | 32bit/64bit | X | |
Windows XP | 32bit/64bit | X |
(最も正確)MOSでの確認方法
- 英語:MOS DOC ID 1307195.1
Certification Information for Oracle Database on Microsoft Windows x64 (64-bit) (Doc ID 1307195.1) - 日本語:MOS DOC ID 1993021.1
Microsoft Windows x64 (64-bit) 上の Oracle データベースの動作保証情報 (Doc ID 1993021.1)
ここにすべての情報が記載されています
が、すみません。MOSの記載内容をここに転記するわけにもいかないのでDOC IDの情報のみの記載で勘弁してください
MOSには、
- 各Windowsバージョンの32bit OS/64bit OSでの動作バージョン
- 各エディション(Standar / Enterprise / DataCenter だけでなく、クライアントOSならHome/Proなど)
- RAC使用可否(Real Application Cluster)
などすべての情報が記載されています
(MOSを使わず)Webのみで確認する方法
こちらのURLに記載されています
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Oracleデータベースのサポート期間についてまとめています。現在の最新版19cは長期サポートバージョンのため2019年時点では19cへの以降が最も推奨されます。
最新版Oracle Database 19cではSE2のRAC構成(SE2 RAC)がサポートされません。SE2で高可用性を希望される場合は、仮想化基盤で冗長化構成またはクラウド(Oracle Cloud)の二択になると思われます。
Oracle Cloudを検討する場合に必ず理解しておかないといけない考え方OCUP(オーCPU)です。
以上です