HPE ProLiantサーバにて動作がサポート(保証)されているOSを一覧表示するページです
記事後半には公式ページにて確認する方法も記載します
DL160 Gen10 / DL180 Gen10 はHPE ProLiantサーバの主力製品です、上位モデルとしてDL360 / DL380が存在しますがこれらはハイエンドモデルの位置づけでクラスタ環境など高い可用性を求められるときに使用されます
一方で、DL160 / DL180 Gen10は性能と可用性のバランスが非常に良くサーバ単体のシングル環境で問題ない場合には大活躍します
他には、HCI VSANのサーバとして利用してもいいですし、バックアップサーバなどに利用してもいいです
性能はDL360 / DL380と変わらないので安心して利用できるサーバとして非常に人気の高いモデルです
DL160 Gen10 / DL180 Gen10 サポートOS一覧
- Windows Server
OS | サポート可否 | 備考 |
---|---|---|
Windows Server 2019 | ○ | Essentials / Standard / DataCenter 全てOK |
Windows Server 2016 | ○ | Essentials / Standard / DataCenter 全てOK |
Windows Server 2012 R2 | ○(FoundationはNG) | Essentials / Standard / DataCenter のみOK |
Windows Server 2012 | X | 非サポート |
Windows Server 2008 R2 | X | 非サポート |
Windows Server 2008 | X | 非サポート |
Windows Server 2003 R2 | X | 非サポート |
Windows Server 2003 | X | 非サポート |
OS | サポート可否 | 備考 |
---|---|---|
RHEL8 | X | 今後サポートされる可能性あり?? |
RHEL7 | ○(7.3以上ならOK) | |
RHEL6 | ○(6.9以上ならOK) |
OS | サポート可否 | 備考 |
---|---|---|
ESXi 6.7 | ○(6.7 U3のみ) | U0 / U1 / U2 は非サポート |
ESXi 6.5 | ○(6.5 U2 / U3のみ) | 6.5 U0 / U1 は非サポート |
ESXi 6.0 | ○(6.0 U3のみ) | U0 / U1 / U2は非サポート |
ESXi 5.5 | X | 非サポート |
ESXi 5.1 | X | 非サポート |
ESXi 5.0 | X | 非サポート |
非サポートOSを動作させる方法
サポートが終了してしまった古いOSたちは基本的には仮想化して動作させるしかありません
VMware仮想化基盤、OracleVM仮想化基盤やAWSなどで動作させることにトライしてみましょう
一方でHyper-Vで古いWindows Serverを稼働させるときは注意してください
Microsoftサポートが終了しているWindows Serverは同時にHyper-Vでも動作保証をやんわりと終了するのがMicrosoft社のやりかたなので・・・
CentOSなどの無償OSも注意が必要です
HPEは原則無償OS動作保証をしていません
HPE ProLiantでCentOSをインストールしたい場合は事前に検証を行ってちゃんと動作することを確認するようにしましょう
サーバを購入してからCentOSがインストール出来ないと行った最悪の事態になりかねないです
HPE ProLiantサーバ動作保証OS確認方法
確認は非常に簡単です
以下URLから対象となるOSと機種からサポート可否を確認してください
https://support.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c02735148
URLにアクセス「HPE ProLiant サーバー - OS対応状況の確認方法」して、調べたいOS(図ではMicrosoft Windows Server)を選択します
調べたいOSと機種を選択します
以下のように対象機種とOSサポート一覧を確認して、動作保証されるかされないのかを確認可能です
上図のように、レ点チェックが入っていれば原則OKです
Linuxのみ、「RHEL7.3」などのように、7.x のバージョン毎に動作保証がされています
「Minimum Operating System Requirements Matrices」のリンクを確認して必ず正確な情報を確認するようにしましょう
こちらの情報はオープンなため保守契約を持っている必要もないしHPEパートナーである必要もないです
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MAC OSにも曖昧ながらもサポート終了期限は存在しています
IT業界には叩いていい存在というものがあり、無条件にディスってもお咎めなしな存在ということです
一方でこれらはなくてはならないものの代表でもあります
以上です