いつの間にか1年間延長されていました
Oracle Database 12.1.0.2 の延長サポート(Extended Support)が1年延長されて
- 2022年7月31日終了
※変更前: 2021年7月31日
になっています
Oracle Database サポート終了期日まとめ
各バージョンについて説明した記事も同時に更新してます
延長サポート変更
いつもそうとは限らないのですが、サポート終了期限は当初発表より延長されることがあります。むしろ定番と言ってもいいかもしれません。
Oracle Databaseに関しては11gがそうですね。11gは終了日が伸びて結果として長すぎたと言い切れるほど長期間のサポートを提供してくれました。
発表はいつも静かに行われます(笑)
なのでサポート終了期限は定期的なチェックが必要ですね。
私もサポート終了期限をまとめた記事を多数公開しているので定期的なチェックが欠かせません。できるだけ正確な情報を伝えたいと思っています
こういった変更はOracle Databaseに限らず、Microsoftなんかでも同様です。つい最近ではWindows7の延長サポートの発表がありましたし、Windows XPは再三延長サポートが発表されていました。
今回のOracle Database 12.1.0.2 も多数の利用者がいるのでしょう
全員が最新DB 19cに直ちに移行できれば言うことはないのですが、そうかんたんなことではありません。
バージョンアップ(アップグレード)時にはDBの試験だけではなくAP/WEB含めた全面再試験が必須で、その要員と時間とお金の準備が非常に困難です。
既存現行システムに大きな投資をする(お金)という考え方は企業の大小を問わず経営層から理解を得ることが難しいです。また要員(人集め)も最近困難です。働き方改革の名のもと、1人あたりの労働時間適正化により長期間労働をすることも難しいですし、なにより人件費高騰で人集めすら大変です。
昨今システムの塩漬けも難しくなってきた状況下で思い切ってクラウド移行するというのも有効な手段だと考えられます。
一度クラウド移行して、クラウドでの運用を確立すれば今後の運用が楽になる可能性が大いに見込めるからです。
- 手作りやパッケージソフトから脱却し、SaaSアプリに移行する
- クラウドManaged Serviceを利用し、IaaS/PaaSのバージョンアップをクラウド側に任せる
(Oracle Autonomous Database / Amazon RDSなど)
上記の様は抜本的な変更ができると素晴らしいですね
Oracle Database必須なら、Oracle CloudのAutonomous Databaseでしょう
Oracle DatabaseのManaged Serviceで、利用者はDBテーブル管理だけしていればいいという代物です
- DBサーバOS、クラスタはOracle管理
- チューニングもOracle管理
- バックアップもOracle管理
- バージョンアップもOracle管理
自動的にバージョンアップされる - Oracle Databaseのすべてのオプションが利用可能
- 利用者は、テーブル・スキーマ管理に集中
(出典:oracle.com/jp)
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一技術者として一度はトライしてみてほしいです
以上です