こしぞーのひとり情シス

Windows/仮想化の小規模環境を運用するリーマンの日々を綴っています。

(計算ツールあり)vSphere 7.0 必要ライセンス数計算方法 (VMwere ESXi / vCenter Server)

vSphere 7.0 の必要なライセンス数の計算ツールです
vSphere Standard / Enteprise Plus エディションのみをサポートしているので注意してください

計算ツール

  • ESXi ホスト台数を入力してください
  • vSphere7 より32コア以上のCPUコアを搭載しているサーバは追加ライセンスが必要になります。この計算フォームではその点を考慮しています

サーバ種別 台数 必要ライセンス数
1 CPU サーバ (31コア以下) ライセンス(個)
2 CPU サーバ (31コア以下) ライセンス(個)
2 CPU サーバ (32コア以上) ライセンス(個)
合計 ライセンス(個)

計算方式

vSphere Standard Edition / Enterprise Plus エディションともに計算方式は同じです

  • 原則、CPUソケットライセンス
    1CPUサーバは1台あたり1ライセンス
    2CPUサーバは1台あたり2ライセンス
  • 32コア以上のCPUを搭載しているサーバは追加ライセンスが必要 1CPUサーバの場合 32コアCPUは搭載せず、31コア未満のCPUを搭載すること 2CPUサーバの場合は追加ライセンスを考慮に入れること

vSphere 7 でのライセンス計算方法

以下URLに記載あり

VMware vSphere 7.0 リリース ノート

f:id:bfx62324:20200502112212p:plain
(出典:docs.vmware.com)

詳細は 以下2つのURLに記載あり

Counting CPU licenses needed under new VMware licensing policy (77098)

VMware has created a tool to identify the number of per-CPU licenses (supporting up to 32 physical cores per CPU) required for existing deployments when upgrading to new major versions of VMware products. This tool will also be useful for VMware products purchased after changes to the licensing model announced on Feb 3, 2020. Solution

実際は vSphere 7 以降とは限定していないのですが、32コア以上のコア数を持つCPUを搭載した場合には追加ライセンスが必要(CPUあたり2ライセンス)になる点に注意する必要があります
4月以前に32コアを利用開始していた場合はお咎めなしのようですが、本記事執筆時点以降であれば32コア以上のCPU採用は一度検討してからのほうがいいです

公式ページに記載されている図を引用します

f:id:bfx62324:20200502113333p:plain
(出典:vmware.com)

1CPUサーバであっても2CPUサーバであっても32コア以上のCPUコアを持つCPUを搭載した場合にはCPUあたり2ライセンスが必要になるとのことです
このことから

  • 1CPUサーバの場合は、必ず31コア以下のCPUで構成するべし
  • 2CPUサーバの場合は、32コア以上を採用する場合は熟考すべし
    初期ライセンスだけでなく、vSphereサポート費用も倍額なので・・・
  • VSANやNSXも同様なので32コア以上のサーバを採用する場合には本当によく考えてからにしてください

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ついに発表されたvSphere 7 です
早速いつまで利用できるのか・・・についてまとめています

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vSphere 7 でサポートされるOS一覧です
未だに現役のシステムもあるのでしょうか??Windows 2000 もまだ利用可能ですね

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以上です