いつの間にか AWSに両足突っ込んじゃって脱出できなくなっている 状態になっていないでしょうか
(以下の悪い例にハマっていないでしょうか)
- 悪い例・悪い状態
AWS固有のサービスを活用しているがためにAWSにベンダーロックされている(辞めるにやめられない) - 良い例・良い状態
AWS固有サービスは利用するがいつでもクラウドを抜けられる状態を維持
様々なクラウド中からAWSを活用する
- いつでもクラウドサービスから脱出できるようにしましょう
- AWSから脱出する主な方法
- ベンダーロックインされても使うべきサービス
- ベンダーロックインであり利用はほどほどにしたほうがいいサービス
- 関連記事です
いつでもクラウドサービスから脱出できるようにしましょう
オタクのAWSインフラはいつでもやめれる(脱出できる)様になっているでしょうか?
いつでも移行&脱出できるようになっていないようであればAWSにベンダーロックインされているといっていいです。
肝心なのは
- 特定機能に依存して深入りしすぎない事
- 導入ベンダーに任せっきりにしない事
- 外部に任せるなら脱出可能な状態を維持する事
できるだけオープンな技術を使用しましょう
別のクラウドサービスでも同じものを提供しているまたはかんたんに別のクラウドサービスにも移行できる技術を採用することが肝要です
具体的には、
- OSは、CentOS系などのRHEL互換やWindowsを使う
- Databaseは、Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverなどを使う
- 運用監視は、ZabbixやHinemosを使う
といったあたりでしょうか
外部ベンダーに任せる場合、AWSだけが得意なメンバー・Azureだけが得意なメンバーになりがちです。そうするとAWSだけが得意なメンバーが揃ってしまった場合はAWSから脱出することを全く考慮しない実装になってしまいます
例えば 外部ベンダーに構築を任せる場合は、選定したクラウド以外のベンダー(AWSを選定したなら AzureなどAWS以外のクラウドサービス)のことを勉強して、今からやりたいことはAWS以外だったらどうやって実装できるのだろうかと言うことを常に意識して実装しましょう
AWSから脱出する主な方法
脱出する方法はいくらでもあるので、そこはInternetに頼りましょう
例えば、AWS RDSからMicrosoft Azure SQL(SQL Server)に移行する例ですね
上記のようにYoutubeで情報はとても多数提供されています。ただで動画を中心にした情報入手が可能である時代はこれまでなかったので、どんどん活用していきましょう
英語の情報がどうしても中心になってしまう点はしょうがないです。今後、日本語による情報提供はどうしても少なくなっていってしまうのは覚悟して、英語での情報収集力を高めましょう。
今後どんどん、世界に占める日本の影響力(特に経済的な影響力)は弱まっていくにしたがい、Microsoft / Amazon / Google などのグローバルベンダーが今後日本に対する注目度は少しずつしかし着実に減っていく可能性が高いです。
次第に日本語や翻訳された情報も少なくなっていくでしょう。開発元などが翻訳してくれなくなってくるんですよね。
なんどか当ブログでも触れていますが、英語での情報収集はできるようにしておいたほうがいいです。読みだけではなくYoutubeなどからも情報収集できるようにリスニングスキルも今後必須になると思います。
ベンダーロックインされても使うべきサービス
世の中には特定のベンダーしか提供していないが、それでも使う価値のあるサービスが提供されています
- Microsoft Office 365
- Azure AD(Active Directory)
- Oracle Autonomous Database(Exadata Cloud)
この上記3つは必ず使うべきサービスだと言えると考えています
特に、Office 365は絶対利用したほうがいいと思います。代替がまったくないですし、その利便性も群を抜いています
ただOffice 365で利用するのはExchange / Office系 にとどめておいて、Teams利用は熟考してもいいかもしれません(例えばSlack & Zoomにするとか)
あとはWindows Virtual Desktokp (Azure DaaS) も期待大です。というかWindows 10をクラウド上で仮想化できる唯一の基盤がAzureなので、AzureからまともなDaaSサービスが登場することに期待する他ありません。このへんはMicrosoftが意地悪な点です。AWSや他IaaSで妥当な金額でWindows 10 DaaSを作れれば文句ないのですが、それは難しいのでしょう。
Oracle DatabaseはAWS / Azure でも動かすことが可能なのでベンダーロックインではないとして、それをいかに快適に動作させることができるかが重要だと思います。そうするとOracle Databaseを動かすのに快適な方法を知っていて、実装できているのは間違いなくOracle Cloudでしょう
Exadata CloudとAutonomous Databaseは積極的に活用していったほうがいいと個人的には思います。
ベンダーロックインであり利用はほどほどにしたほうがいいサービス
クラウドサービスでも利用をほどほどにしたほうがいいものもあります
「ほどほどにしておかないと脱出できなくなるよ」系のサービスですね
目的別データベース、Kubernetes系 あたりがそれに相当します
Redshiftはとてもいいサービスだと思います。ただ、脱出できなくならないように注意しましょう。データベースのテーブル設計段階でのレビューなどで、Oracle DBやMSSQLに精通した人を取り込むことを心がけましょう。さらにはチューニングしすぎないように・他社DBでも実装できるようなテーブル設計を心がける・いざとなったらOracle Database / MSSQL に戻れるようにしておく あたりでしょうか
k8s系は難しいですね
便利なのはわかるし、自前でKubernetes作って運用するのは困難だしでも深入りはやめておきましょう。どうしても利用したい場合はやっぱりAWSですかね。周辺サービス含めてk8s利用するなら現時点ではEKSがファーストチョイスにはなると思います。
最近だとSnowfrakeなんかも気になっています。SnowfrakeはAWS/Azure/GCPで相互互換性があるのであればこういったサービスを使ってみるのもいいかもしれませんね
関連記事です
Oracle Databaseを社内システムで使っている企業はまだまだたくさんあるでしょう
AWSもまだ社内システムでは使ってます
Windows 10なら、Azureです
個人用コンピュータの最高傑作はMacbookですが、OS単体で最高傑作はWindows 10でしょう。これがクラウドに展開したい場合はAzure一択というわけです
以上です