皆様 11G(R2含む)のOracle Databaseは、絶対に19cにアップグレード・バージョンアップするべきであることをご存知でしょうか?
私は知りませんでした
自戒の念を込めて
- 11g/11gR2は、19cにアップグレードしなければならない
- なぜなら 11g/11gR2は、21cや23cに直接アップグレードできないから
という点について記しておきます
- 11g/11gR2は、21cや23cに直接アップグレードできない
- 19cへは直接アップグレードできる(11.2 / 12.1)
- でも、無理に11gR2から19cにアップグレードする必要はないのでは?
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11g/11gR2は、21cや23cに直接アップグレードできない
21c release note にすでに記載があります
ここに、11gR2の記載がない のです
Oracle Database Releases That Support Direct Upgrade
https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/21/upgrd/oracle-database-releases-that-support-direct-upgrade.html
直接のアップグレードをサポートするOracle Databaseのリリース
19c
18c
12c Release 2 (12.2)
直接のアップグレードをサポートするOracle Databaseのリリース
19c
18c
12cリリース2 (12.2)
おわかりいただけたでしょうか
21cにアップグレード出来るOracle Databaseは12.2以降なんです
11.2とともに12.1もNGになってますね
19cへは直接アップグレードできる(11.2 / 12.1)
一方で19cへはバージョンアップ可能です
11gR2でも12cR1でも可能です
直接のアップグレードをサポートするOracle Databaseのリリース
https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/upgrd/oracle-database-releases-that-support-direct-upgrade.html#GUID-7AA90913-D8AB-4EBA-944F-31FA01D6BE5D
* 11.2.0.4
* 12.1.0.2
* 12.2.0.1
* 18
おわかりいただけたでしょうか
でも、無理に11gR2から19cにアップグレードする必要はないのでは?
確かに無理して絶対ではないです
ただし、無理して頑張って19cにアップグレードするべきです
なぜなら、直接アップグレードできないバージョンは「互換性も失われる可能性があるから」です
当然、 互換性が無い とは誰も言いませんが、SQLや実行計画に影響する大きな変更がたくさんあると思っています
直接アップグレードできないバージョン間なら、当然その変更点は大きいと考えられます
当然 直接アップグレードできるバージョンはその点を多少は確認しているから ですよね
直接アップグレードできないバージョンは、非互換があってもしょうがないと考えるほかないです
重要なポイントなポイントなので、もう一度いいます
- 直接アップグレードできないバージョンは、非互換があってもしょうがないと考えるほかない
です。
おわかりいただけたでしょうか
Oracleが善意で提供するSustaining Supportに頼らないようにしましょう
Oracleに言われたタイミングでアップグレードするより、自分でアップグレードのタイミングを選ぶんです
くれぐれもOracleの言いなりにならないように、Oracle Databaseをつかっていきましょう
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DB 12.1ももう終わりですね
21cも長くはないです。今現在のベストチョイスは19cです
以上です