こしぞーのひとり情シス

Windows/仮想化の小規模環境を運用するリーマンの日々を綴っています。

クラウドでWindows10を動作させる方法(Azure / AWSなどなど)

結論から書きますが、クラウドWindows 10またはWindowsクライアントOSを実行させたければ

  • Azureを使いましょう

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Windows10を動作させることが可能なクラウドはAzureだけ

Microsoft が決めたことです
そもそも本来、Windows10はクラウドで動作することは許諾されていませんでした
(技術的に動作するかどうかということは全く別です)

それが、Windows10 on Azureのサポート(というかライセンス使用の許諾)をマイクロソフトが認定したのが最初です

Windows 10 on Azure の正式解禁! – MSKK Cloud OS Tech Blog

以上ですね

その他のクラウドベンダは

  • 仮想マシンでのWindows10展開はNG
  • 専用ホスト上に自分で展開したWindows10ならOK
    その場合、SAまたはVDAライセンスが必要

他の顧客と物理マシンを共有しない専用ホスト上に、自分でライセンスを持ち込んでWindow10を仮想マシンとして展開することがOKとのことです
他の顧客と物理マシンを共有するタイプ(マルチテナント型)の一般的な仮想マシンインスタンスには、Widnows10ライセンスを展開することはNGです
つまりみなさんがイメージするような展開方法な出来ない
というのが結論です

AWSではどうなんだ

実質NGです。

自分の Windows クライアントライセンスを AWS で使用できますか? はい。ハードウェア専有インスタンスまたは Dedicated Hosts を使用する場合は、自分の Windows クライアントライセンスを AWS に持ち込んで使用できます。Microsoftの規約により、AWSWindows 10 などの Windows クライアントオペレーティングシステムを利用するには、SA の更新時にソフトウェアアシュアランスおよび/または仮想デスクトップアクセス (VDA) が必要です。

例えばAWSでは、ベアメタル相当のハードウェア専有インスタンスまたは Dedicated Hostsにてそれが可能だと、FAQに記述があります(SA権が必要)。

なぜNGなのか

繰り返しですが、技術的には可能なんですが、ライセンス違反(ライセンス使用許諾に反する)というのが厳密な意味合いです

Windows 10 on Azure の正式解禁! – MSKK Cloud OS Tech Blog

上記 MSのブログに

「Azure 等マルチテナント型ホスティング環境で "Windows デスクトップ オペレーティング システム" を利用することが認められていません」とありますが、OCIのVMもこのマルチテナント型ホスティング環境に該当します(KVMハイパーバイザー上で動作するため)。

と記載があります。一般的なクラウドベンダの仮想インスタンスは「マルチテナント型ホスティング環境」に該当するため
AWS / IBM / GCP / Oracle どれでもWindows10を動作させることは原則できません
専用ホスト(物理サーバを専有するタイプ)上に、自分でWindows10を展開することは認められていますが、それは非常に高額になる上に、VDAライセンス(またはSA)が必要になるため価格面から非常に不利です

つまりAzureが圧倒的有利で、Azureを以外を選択する意味がないということです

ちなみにSAも厄介で、SAはそもそもWindows 10搭載のパソコンに付けることが出来るものなんです
ということはSA権を行使するためにWindows10仮想マシンと同じ台数の物理Windows10 PCが必須で、それではWidnows10をクラウドに展開する意味はほとんどありません
みんな、シンクライアントIpadChromebookからアクセスしたいと思っているからですね

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マイクロソフトが決めたことだからしかたありません。いくらAWSといえど。ですね。

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以上です