いつの間にか AWSに両足突っ込んじゃって脱出できなくなっている 状態になっていないでしょうか
(以下の悪い例にハマっていないでしょうか)
- 悪い例
AWS固有のサービスを活用しているがためにAWSにベンダーロックされている(辞めるにやめられない) - 良い例
AWS固有サービスは利用するがいつでもクラウドを抜けられる状態を維持
様々なクラウド中からAWSを活用する
クラウドサービスは脱出できるように利用する
クラウドサービスはとっても便利なんですが、ベンダーロックインされると嫌ですよね。
でも肝心なのは深入りしすぎない事・導入ベンダーに任せっきりにしない事・外部に任せるなら脱出可能な状態を維持する事
外部ベンダーに任せる場合、AWSだけが得意なメンバー・Azureだけが得意なメンバーになりがちです。そうするとAWSだけが得意なメンバーが揃ってしまった場合はAWSから脱出することを全く考慮しない実装になってしまいます
外部に任せる場合は、選定したクラウド以外のベンダー(AWSを選定したなら AzureなどAWS以外のクラウドサービス)のことを勉強して、今からやりたいことはAWS意外だったらどうやって実装できるのだろうかと言うことを常に意識して実装しましょう
脱出する主な方法
脱出する方法はいくらでもあるので、そこはInternetに頼りましょう
例えば、AWS RDSからOracle Database Cloud(Autonomous Database)に移行する例ですね
こんな感じで Youtubeでも情報はたくさん提供されているので活用していきましょう
英語の情報が多いですが、しょうがないです
これからの時代、世界に占める日本の影響力(特に経済的な影響力)は弱まっていくでしょう。具体的にはMicrosoft / Amazon / Oracle などのグローバルベンダーが今後日本に対して少しずつ注力しなくなっていく可能性が非常に高いです。そうすると日本語の情報も少なくなっていくでしょう。開発元などが翻訳してくれなくなってくるんですよね。
話が脱線しましたが、英語での情報収集はできるようにしておいたほうがいいです。読みだけではなくYoutubeなどからも情報収集できるようにリスニングスキルも今後必須になると思います。
ベンダーロックインされても使うべきサービス
世の中には特定のベンダーしか提供していないが、それでも使う価値のあるサービスが提供されています
- Microsoft Office 365
- Azure AD(Active Directory)
- Oracle Exadata Cloud、Autonomous Database
正直言って、上記3つは必ず使うべきサービスだと言えると考えています
特に、Office 365は絶対利用したほうがいいと思います。他で替えがまったくきかないですね。
Oracle Database系サービスについては言うまでもないのですが、Oracle DatabaseはAWS / Azure でも動かすことが可能なのでベンダーロックインですらないですね。
またOracle Databaseを動かすのに快適な方法を知っていて、実装できているのは間違いなくOracle Cloudでしょうから、Exadata CloudとAutonomous Databaseは積極的に活用していったほうがいいと個人的には思います。
ベンダーロックインになってしまうので利用はほどほどにしたほうがいいサービス
クラウドサービスでも利用をほどほどにしたほうがいいものもあります
「ほどほどにしておかないと脱出できなくなるよ」系のサービスですね
目的別データベース、Kubernetes系 あたりがそれに相当します
Redshiftはとてもいいサービスだと思います。ただ、脱出できなくならないように注意しましょう。具体的にはチューニングしすぎないように・他社DBでも実装できるようなテーブル設計を心がける・いざとなったらOracle Database / MSSQL に戻れるようにしておく あたりでしょうか
テーブル設計段階でのレビューでもいいので、Oracle DBやMSSQLに精通した人を取り込むことを心がけましょう
k8s系は難しいですね
便利なのはわかるし、自前でKubernetes作って運用するのは困難だしでも深入りはやめておきましょう。どうしても利用したい場合はやっぱりAWSですかね。周辺サービス含めてk8s利用するなら現時点ではEKSがファーストチョイスにはなると思います。
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Oracle Databaseが一般企業システムの中心になることは間違い無いでしょうからここから無理に乗り換える必要はないですよと言う話です
ただGooge GCPはパブリッククラウドゾーンで動作させることができないので注意してください
旧時代の代表と言っていい存在ですが、用語として頻出するからこそ叩かれる存在なんだと思います。叩かれているということはまだまだCOBOLもSIerも必要な存在であることの裏返しですね。
以上です