Windows Server コンピュータの修復 IPアドレス設定手順
Windows Serverバックアップでシステムイメージの復旧をする場合にネットワーク越しからリストアしたい場合があると思います
Windows Serverバックアップを共有フォルダやNASに取得している場合などです
コンピュータの修復モードではネットワークが使えないようになっているので、DHCP環境でも自動的にIPアドレスを取得することが出来ず、ネットワーク有効化がまず必要で、さらに固定IPアドレス環境ではIPアドレス設定も必要です
コンピュータの修復ではこれらの操作をCLIで実施する必要があります
コマンドプロンプト(CLI)での手順
コマンドプロンプトを起動してから以下のコマンドを入力すると固定IPアドレスが付与できます
※IPアドレス 192.168.10.2 サブネットマスク 255.255.255.0 の例
>startnet >netsh int ipv4 show int >netsh int ipv4 set address name=2 static address=192.168.10.2 mask=255.255.255.0 >ipconfig
「コンピュータの修復」でIPアドレスを付与する手順
Windows Server OSインストールイメージでブート後、「コンピュータを修復する」を選択
「トラブルシューティング」を選択
「コマンドプロンプト」を選択
コマンドプロンプトが起動します
- 「ipconfig」を実行 : IPアドレスどころかネットワークインターフェイスもないことを確認
- 「startnet」を実行 : 実効後少し待つとネットワークインターフェイスが起動
- 「netsh int ipv4 show int」を実行 : IPアドレスを付与したいインターフェイス(Idx列)を確認
- 「netsh int ipv4 set address name=[Idx] static address=[IP] mask=[MASK]」を実行 : IPアドレスどころかネットワークインターフェイスもないことが確認できます
これでIPアドレスが付与できました
Windows Serverバックアップが使えるようになってから(Windows 2008リリースから)ほぼずっと同じ手順ですが、この手順がいつまで立ってもGUI化されません。いつも思うんですが、復旧手順こそ簡単に出来るようにしてほしいです。リストアに迫られるタイミングは不意にやってくるので。。。
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Windows標準機能のバックアップは個人的には好みです。
NAS/共有フォルダに無人バックアップ取得する運用をOS標準機能で確立しましょう
バックアップは復旧できてこそです。
以上