vShpereには仮想マシンハードウェアバージョンがあります
仮想マシンハードウェアバージョンの互換性
仮想マシンハードウェアバージョン互換性を下記します
ESXi/ESX のバージョン | バージョン 13 | バージョン 11 | バージョン 10 | バージョン 9 | バージョン 8 | バージョン 7 | バージョン 4 | vCenter Server バージョンとの互換性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ESXi 6.5 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | vCenter Server 6.5 |
ESXi 6.0 | 未サポート | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | vCenter Server 6.0 |
ESXi 5.5 | 未サポート | 未サポート | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | vCenter Server 5.5 |
ESXi 5.1 | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | vCenter Server 5.1 |
ESXi 5.0 | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | vCenter Server 5.0 |
ESXi/ESX 4.x | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 作成、編集、実行 | 作成、編集、実行 | vCenter Server 4.x |
ESX 3.x | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 未サポート | 作成、編集、実行 | vCenter Server 2.x 以降 |
仮想マシンハードウェアバージョンとは?
vSphere 仮想マシンにはじつは一つ一つハードウェアバージョンというものが定義されています
仮想マシンのハードウェアバージョンは、仮想マシンがサポートする仮想ハードウェア機能を表しています。これらの機能は、仮想マシンを作成した ESXi ホスト上で使用可能な物理ハードウェアに対応しています。仮想ハードウェアの特長には、BIOS と EFI、使用可能な仮想 PCI スロット、最大 CPU 数、最大メモリ構成、およびその他の一般的なハードウェア特性があります。
また同一のESXiホスト上に複数の仮想マシンハードウェアバージョンを混在させることも可能です。つまり、ESXi6.0のホスト上に「ハードウェアバージョン11の仮想マシン」と「ハードウェアバージョン8の仮想マシン」を同時に共存・起動・運用することが可能です。
なぜ仮想マシンハードウェアバージョンを気にする必要があるのか?
じつはほとんど気にする必要はありません。一応次のときに気にする必要があります
- 仮想環境移行や運用方針変更などで仮想マシンをある環境から別の環境へ移動させるとき
- 仮想化環境のESXiをバージョンアップさせるとき(ESXi5.5 -> ESXi6.0など)
ハードウェアバージョンを最新にすることで、最新機能が使えるようになる場合がある
たとえば「ハードウェアバージョン13にすることで仮想NVMeがつかえるようになる」ので、ESXi6.5で仮想Nvmeが利用可能な場合は仮想マシンハードウェアバージョンを上げたほうがいいですね。
VMware Knowledge Base
新しいEsxiで作った仮想マシンは古いEsxiでは動作しないよ
ハードウェアバージョン13の仮想マシンは古いESXiでは動作しない点に注意してくださいというものです
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以上