VMware vSphere ESXi / vCenter には構成の上限があります
昔であればVMDKファイルの上限2TBとか、現在ならFT仮想マシンは最大4vCPUまでとか色々な制限があります
一言で「VMware構成の上限(VMware configuration maximums)」と言います
これまではドキュメントライブラリにPDFファイルで格納されていましたが
この度専用Webページが作成されました
早速アクセス
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ログインなどは不要で、誰でもアクセス可能です
開くまでに少し時間がかかりますが、[Get Started]をクリック
すると、 vSphere6.7 が選択された状態(2018年7月時点)で構成の上限が表示されます
画面左ツリーから確認したい点を選択するとWeb上に表示されます
下図は、[vSphere 6.7]の ESXiの上限 を確認したいときの例です
従来の構成の上限と同じく PDFファイルでのダウンロードも可能 です
画面左ツリーから、対象のvSphereバージョンを選択して、[Expot All Muximums to PDF]をクリック
従来の構成の上限と同じく、 すべての構成の上限が1ファイルに含まれた状態 でダウンロードできます
ダウンロードしたPDFファイルを開くとこんな感じです
vSphere 6.7だと「仮想マシンvCPU上限は128コア、メモリは6128GB」ということですね
利用方法そのままにWebページでもっと簡単にアクセスできるようになりました
最新情報が一つのところにまとまっている点が非常に良いですね
異なるバージョン間の比較
このサイトのすごいところは複数バージョン間で機能比較ができる点です
この点はこれまでなかった機能です
制限が比較できるのはすばらしいです
vSphere 6.0以降しか比較できませんが、今後非常に使える機能ではないかと思っています
[Compare Limits]をクリック
まず比較したい1つめのバージョンを画面左ツリーから選択
例:vSphere 6.5 Update1
つぎに比較したい2つめのバージョンを画面中央から選択
現状、6.0以降だけが対応です
[COMPARE] をクリック
例:vSphere 6.0
これでvSphere 6.5 U1と6.0の比較ができます
仮想化環境バージョンアップ、移行、更改にあたっては活用しましょう
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vSphereサポート終了期限の確認方法もおさえておきましょう
Windows版vCenter Serverは終わることがアナウンスされています
運用方式はVCSA(仮想マシンアプライアンス)が主流になっていきます
vCenterとESXi互換性を確認したその次は、ゲストOS互換性確認です
バージョンアップの際には、vCenter ServerとESXiの互換性確認も非常に重要です
以上