仮想化環境にはvCenter Serverは必須
いまやvCenter Serverなしの仮想化環境は考えられません
ハイパーコンバージドインフラ(HCI)などはその傾向が特に顕著で、ソフトウェアストレージ(SDS)部分がvCenter Server内蔵やプラグインの形で管理ツールGUIはvCenterなしでは実施できないものが多くなっています
vSANのVxRail、SimpliVityのSDSとvCenter Serverなどがその例です
とくにSimpliVityは監視アラート、性能監視も含めてすべての情報がvCenter Serverに集まってくるアプライアンスのためvCenterの扱いは非常に重要です
この点Cisco HyperFlexなども同じだと思います
vCenter ServerをActive Directoryに登録することのメリット
現在ではActive Directoryユーザでログインできること以外にメリットはないのかなと思っています
vCenter Server 5.1でSSOが実装され、6.5でSSO -> PSCに変遷していますが、vCenter Server内でユーザ管理する仕組みが実装されていることもあって個人的にはvCenter ServerをActive Directoryに登録する必要はないのではないかなと感じています
いわゆる、既存システムがActive Directory連携していたから更改後も既存を踏襲する というインフラ更改の悪評を引きずっているのかもしれません
vCenter Server がサポートするActive Directoryドメインコントローラバージョン確認方法
参考URLは以下の通り
英語版URL(Vmware KB 2071592): Versions of Active Directory supported in vCenter Server
https://kb.vmware.com/s/article/2071592
日本語版(少し更新が遅れているので英語版をご覧になったほうがベター)
https://kb.vmware.com/articleview?docid=2071592&lang=ja
vCenter 5.0以降抜粋記載します
vCenter | 2008 | 2008R2 | 2012 | 2012R2 | 2016 |
---|---|---|---|---|---|
5.0 | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
5.1 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ 5.1 Update 3以降 | × |
5.5 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ 5.5 Update 1以降 | × |
6.0 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
6.5 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
6.7 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
注意事項
- Active Directoryのドメイン機能レベル(Functinal Level)についてです
- Active Directory ドメインコントローラーサーバのOSについては関係ありません
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VMware構成の上限の確認方法がWebベースも可能になりました。複数バージョンの比較が可能で非常に見やすいです
vSphereサポート終了期限の確認方法もおさえておきましょう
Windows版vCenter Serverは終わることがアナウンスされています
運用方式はVCSA(仮想マシンアプライアンス)が主流になっていきます
vCenterとESXi互換性を確認したその次は、ゲストOS互換性確認です
バージョンアップの際には、vCenter ServerとESXiの互換性確認も非常に重要です
以上