端的に表現します
説明は後述しますが「借りることができるなら、必ず借りる」の一択です
理由:低金利
世の中に図りても良い借金と借りてはいけない借金の2通りしかありません
その区分は「 借りる金額ではありません 」、借りたときの利率です
種別 | 年利 | |
---|---|---|
利用したほうが良い借金 | 住宅ローン | 0.4 - 1.0 % /年 |
利用したほうが良い借金 | 奨学金 第二種 | 0.157 % /年 |
記載の通り、年1%を切るローンが借りても良いローンです
現在だと皆さん住宅ローンをむしろ積極的にたくさん借りていると思いますが、これは住宅ローン減税もありますが金利そのものが低金利だという点に尽きます
現在の住宅ローンなら年率0.5%を下回るので5,000万円を借りても年25万円の利息支払いで済みます
一方で住宅ローン減税で20-30万円の還元が見込めることから借りましょうとなっていますね
その住宅ローン利息を遥かに下回る存在が奨学金です
- 500万円借りても、1年間の利息は 7,800円(たったの)
です。圧倒的。ほぼただでお金を借りられる点からも支払いを先延ばしにしつつ手元の現金を有効に使っていく方針を推奨します。
そして、借りてはいけない借金の例です
種別 | 年利 | |
---|---|---|
利用しないほうが良い借金 | カローン(車) | 2 - 4 % /年 |
利用したほうが良い借金 | カードローン | 3-15 % /年 |
理由は簡単 年1%を超えてくるから です
1%の基準は単純で、例えば 米国株式ETF高配当のVYMやBNDが年3%配当(=実質手取り配当2.4%)であることから一括払い回避で節約した資産を運用することで確実に大きな利益を得ることが困難になるからです
1%を超えるのビハインド(=利息)は背負わないほうが良いです
本筋からずれましたが奨学金はその圧倒的低利率から可能であれば活用したほうが良いです
種別 | 年利 | |
---|---|---|
利用したほうが良い借金 | 住宅ローン | 0.4 - 1.0 % /年 |
利用したほうが良い借金 | 奨学金 第二種 | 0.157 % /年 |
ただし借りるのには条件がある
誰でも借りれるわけではないので、そこは注意しましょう
種別 | 返済義務 | 利子 | memo |
---|---|---|---|
給付型 | なし | なし | 住民税非課税世帯 が一つの基準 |
貸与型 第一種 | あり | なし | 四人家族で所得年747万円以内 が目安 |
貸与型 第二種 | あり | 年利0.157% (在学中無利子) | 四人家族で年収1,000万円以内 が目安 |
- 日本学生支援機構: https://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kingaku/index.html
- 貸与型 第二種 年利(令和二年) 平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率 - JASSO
年収1,000万以内が目安になっているので、多くのご家庭がトライできる範囲でしょう
奨学金を借り、現行保有資産を取り崩さずに大学資金を捻出することが好ましい
老後2000万円問題と言われ人生100年時代には老後に入る前にまとまったお金を用意すること(=資産形成)が求められるようになりました
とはいえ、本来年金は老後生活の補助的役割をするものであって、老後に備えた資産形成が必要だったのは昔も今も実は代わりありません
子供が大学進学する40代後半−50代の最も資産形成にとって重要な時期を大学資金捻出のために奔走するのはベターではないと私は判断したからです
特に50代に差し掛かったご家庭は資産形成を優先し、大学資金支払の先延ばしの検討をわたしは推奨します
極端な例を言うと、 奨学金で手元に残った現金を活用し資産運用すべきだ と私は考えています
つみたてNISAなどを活用していきたいですね
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まとまった現金が手元になくとも、数年の時間のさえあれば大きな金額をつみたてていくことは可能な時代です
もし株式投資を行うのであれば、必ず自分ルールを設けることが重要だと私は考えます
以上です